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自治力検定は、地方議員をめざす人と、いま務めている人のための無料の学習の場です。住民から実際に問われる880の場面をもとに、憲法・財政・防災・福祉・まちづくり・議会運営・政治倫理・住民対応の8分野を扱っています。登録不要、受験料なし。解答も点数も保存されません。
例題:震度6弱の地震が発生した直後。支援者から次々と連絡が入ります。「うちの前の道が塞がれている、すぐ市に言って重機を回してくれ」。同時に、市役所へ駆けつけて指示を出すべきだという声も届く。市の災害対策本部は、すでに設置されています。
議員としてまず何をすべきか。
答えは「議会が定める災害時対応要領に従って所在と安否を報告し、把握した被害情報を定められた窓口へ集約して伝える」です。
災害時、議員が善意で個別に動くほど、執行部は対応に人手を割かれ、本来の災害対応が遅れます。指揮系統を乱さないことが、結果として住民を守ります。
「自治力検定」は現職の議員の方にも使っていただける形にしています。
880問のうち、実践級が452問。とくに「住民対応・説明責任」の分野は180問あり、その多くが、答えが用意できない場面に充てられています。
・まだ決まっていないことを聞かれたとき
・自分の権限では決められないと伝えるとき
・過去の約束が守られていない地域に入るとき
・誰かが必ず損をする決定を、その人に説明するとき
制度の知識は調べれば分かります。住民の前で何と言うかは、調べても出てきません。そこを埋めるつもりでつくりました。
会派研修や議員研修の素材としても、無料で自由にお使いいただけます。出典を示していただければ引用も自由です。
自治力検定は、地方議員をめざす人と、いま務めている人のための無料の学習の場です。
住民から実際に問われる880の場面をもとに、憲法・財政・防災・福祉・まちづくり・議会運営・政治倫理・住民対応の8分野を扱っています。登録不要、受験料なし。解答も点数も保存されません。
門を狭くするためではなく、門の内側の地図を配るために置いています。
1、自治力検定の制作背景
地方議員のなり手不足が深刻化しています。2023年の統一地方選挙では、町村議会議員選挙の無投票当選者が改選定数の30.3%に達し、立候補者が定数に満たない「定数割れ」の町村は20を数えました(2011年は3町村)。町村議会議員の平均年齢は64.9歳、女性の割合は14.6%です(全国町村議会議長会、2025年7月1日)。
2、設計の考え方
不祥事などを契機に「政治家にも資格試験を」という議論が周期的に起こりますが、日本国憲法第44条ただし書は議員および選挙人の資格について「教育」による差別を明文で禁じており、立候補への試験導入はこの条文と衝突します。海外でも、ケニア(2011年立法・2022年に高等法院が無効と判断)、パキスタン(2002年導入・2008年に最高裁が無効と判断)など、学歴要件は司法によって無効とされる例が続いています。
当サイトは、入口を規制するのではなく、必要な知識を誰でも無料で手に取れる場所に置くという方向を採りました。合格・不合格はなく、解答や点数は一切保存・送信していません。結果が第三者から見える仕組みを設ければ、それ自体が事実上の資格として機能し、受けていない人を排除する装置になると考えたためです。
3、内容
8分野880問。憲法・地方自治の基本原理、自治体財政、防災・危機管理、福祉・医療・子ども、まちづくり・インフラ・環境、議会運営・政策法務、政治倫理・コンプライアンス、住民対応・説明責任。各問が、住民から実際に問われる場面から始まり、解説・構造的課題・改善案・住民のさらなる追及とその応答まで含む構成になっています。
4,費用と運営
無料・非営利。広告も会員登録もありません。
5、お願い
問題文・解説は引用自由です。制度改正への追随のため、記述の誤りのご指摘も歓迎しています(サイト内「誤りのご指摘」より)。
6、地方議員向けの無料学習サイト「自治力検定」についての質疑応答
質疑①「つまり政治家に試験を課すべきということですか」
応答:逆です。立候補に試験を課すことには反対しています。憲法44条が議員の資格を「教育」で差別してはならないと定めているからです。このサイトに合格・不合格を設けていないのも、同じ理由です。門を狭くするのではなく、門の内側の地図を配るつもりでつくりました。
質疑②「中立性はどう担保しているのですか」
応答:政策の当否を正解・不正解にする問題は作っていません。原発も、憲法改正も、特定の開発の是非も、この検定が「正解」を示すことはありません。問うのは制度の理解、手続の適切さ、住民への応答の誠実さだけです。出題方針はサイトに公開しています。
質疑③「誰がつくっているのですか」
応答:無料・非営利で運営しています。特定の政党・団体の支援は受けていません。
質疑④「解説の内容が間違っていませんか」
応答:ご指摘ありがとうございます。サイト内の「誤りのご指摘」からお知らせいただければ、確認のうえ修正します。制度改正が頻繁な分野もあり、すべてを追いきれていません。指摘に頼っているのが実情です。
質疑⑤「これを受けていない候補者は信用できないということですね」
応答:それは、このサイトがいちばん避けたい使われ方です。受検の有無で候補者を選別しはじめたら、このサイトの失敗です。そのときは閉じることも考えています。解答も点数も保存していないのは、そのためです。
質疑⑥「無料で続けられるのですか」
応答:サーバー代程度で運営できる設計にしています。有料級や有料教材をつくる予定はありません。